春先に旬をむかえる菜の花。旬の食材はその時々に身体と心にとって必要な栄養を与えてくれます。
菜の花・納豆・オリーブオイルの組み合わせは、筋肉や骨を育てる、美肌、腸内環境をよくするといった点からもとても効果的です。
|材料
納豆 ... 45g(1パック)
菜の花 ... 30g
ねぎ(小口切り) ... 5g
しょうゆ ... 10g
エクストラバージン・オリーブオイル ... 1g
|作り方
1. 菜の花はたっぷりのお湯で下ゆでし、しっかり水をしぼってから小口切りにする。トップの花の部分は飾り用にとっておく。
2. 納豆、1.の菜の花、しょうゆを混ぜる。
3. 器に、2.の納豆、ねぎ、菜の花のトップの部分を盛り付ける。エクストラバージン・オリーブオイルをまわしかける。
|食材について
菜の花
「ビタミンC」含有量が野菜の中でトップクラス。たんぱく質含有量も野菜としては多く、100g中4.4gとなっています。ビタミン、ミネラル、食物繊維をたっぷり含んだ栄養価の高い食品です。
苦味成分ポリフェノールの一種である「ケンフェロール」が豊富。体内のエネルギー代謝を促し、脂肪を燃焼する物質として注目を集めています。辛味成分「イソチアシアネート」は貧血予防や血行を促進する効果があるとされています。
納豆
日本のスーパーフード、納豆。今回のレシピではたんぱく質、「ビタミンB2」「ビタミンB12」の豊富さに注目。
|脳への効果
ストレスが多いと副腎皮質ホルモン「コルチゾール」や副腎髄質ホルモンが分泌されますが、これらが合成される時、大量の「ビタミンC」が消費されます。うつ、倦怠感、疲労感対策に「ビタミンC」を積極的に摂るのが有効とされています。菜の花はこれらの対策に有効な食材と言えます。
納豆は自律神経に直接作用する栄養素「ビタミンB12」や、ストレスを減らすホルモン「セロトニン」を増やす「トリプトファン」が豊富です。
オリーブオイルの「オレオイルエタノールアミド」は、脳の中での記憶の移行経路を強化する働きがあるとされています。
|腸への効果
食物繊維や納豆菌「ナットウキナーゼ」によって、腸内環境や整腸作用が高まります。
納豆に含まれる「ムチン」は、腸内細菌の隠れ家である腸壁の粘液層を構成する物質そのものであり、この強化に効くのではないかと期待されています。
オリーブオイルの「オレイン酸」は、胃酸分泌の調整、腸の働きを整えます。
|筋肉への効果
「ビタミンC」は筋肉を構成するたん白質の合成に欠かせません。
納豆の豊富なたんぱく質と菜の花の「ビタミンC」の組み合わせは筋肉の生成に大きな貢献をしてくれることでしょう。
また、納豆に含まれる「ビタミンB2」は脂質の代謝を促し、美肌効果にも効果があります。
|栄養素
エネルギー:115kcal
たんぱく質:8.6g
脂質:5.4g
炭水化物:9.3g
1人分。文部科学省作成の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」に基づいた栄養成分表です。
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