5月から少しの期間だけ出回る新にんにく。フレッシュな香りが印象的です。
今回はブロッコリーニと合わせて、シンプルな温製サラダにしました。
肉や魚の付け合せとしてもおすすめです。
|材料
2人分
ブロッコリー二 ... 120g(6本)
新にんにく ... 10g
オリーブオイル ... 5g
仕上げ用エクストラバージンオリーブオイル ... 5g
塩 ... 適量
ゆで卵 ... 60g(1個)
※ ゆで卵はお好みで。今回は室温に戻した卵を沸騰水で8分のゆで加減です。
|作り方
1. 冷えたフライパンに新にんにくのスライスとオリーブオイルを入れ、ごく弱火で香りを出すように火を通す。
2. ブロッコリーニを4分を目安に塩を加えた沸騰水でゆでる。
※ ゆで加減はお好みで。
3. ブロッコリーをお湯から上げ、ボールに入れ、塩をする。1.の新にんにくとオリーブオイルを加え混ぜる。
4. 3.をお皿に盛り付け、仕上げ用のエクストラバージンオリーブオイルを回しかける。
|食材について
新にんにく
新にんにくは、収穫したにんにくを乾燥させずにそのまま出荷したにんにくです。通常のにんにくより水分が多く、香りがフレッシュなのが特徴。出回る期間が短いので、見つけたらそのフレッシュ感を味わって頂きたいです。
「ビタミンB」群が多く、「ビタミンB6」の含有量は全食品の中でもトップクラス。「ビタミンB6」は、食品中のたんぱく質からエネルギー産生したり、筋肉や血液などの生成を促します。従って、たんぱく質を多く摂る人ほど多くの量が必要となります。
香り成分「アリシン」は「ビタミンB1」の吸収・保持を高め、疲労回復に効果があります。
無臭成分「スコルジニン」には、強力な酸化還元作用、血行を良くする、滋養強壮、食欲増進などの効果があります。
ブロッコリーニ
最近一般的になったブロッコリーニは、1990年代に日本の種会社が開発した野菜。当初、日本では人気が出ず、アメリカに輸出したところ人気が爆発。見事日本に凱旋を果たした、というストーリーがあります。
栄養素はブロッコリーとほぼ同じだそう。
注目すべきは「ビタミンC」含有量の多さで、100g中に含まれる量は野菜平均の33mgに比べ、120mgと野菜平均の約3.5倍と圧倒的。
「葉酸」も多く、新しい赤血球を作り出すために必須の成分。細胞の新生に欠かせない成分のため、妊娠中の女性には必須の栄養とも言われています。
「スルフォラファン」は、ブロッコリーの特徴的な栄養成分。これは植物に含まれている成分で、炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維に続く、第7の栄養素と呼ばれている栄養成分です。抗酸化作用が強く、細胞の老化を防ぐ効果に期待され、発がん物質の解毒酵素の作用を強めると言われています。
|脳への効果
ブロッコリーニの豊富な「ビタミンC」は、ストレスの多い人ほどきちんととる必要があるといわれています。ここでのストレスとは、寒さ、暑さ、疲労、苦痛、心痛、睡眠不足、働き過ぎなど精神的・物理的ストレスの両方です。ストレスがかかると分泌される副腎皮質ホルモン「コルチゾール」が生成される時に大量に消費されるので、普段から摂ることで、うつ、倦怠感、疲労感対策に有効です。
|腸への効果
ブロッコリーニの食物繊維が、腸内細菌のエサとなり、良い環境へと導きます。
また、オリーブオイルがお通じをスムーズにしてくれます。
|筋肉への効果
ブロッコリーニの「ビタミンC」が効率良い筋肉の生成をうながします。また、ブロッコリー類は野菜としてはたんぱく質が多いので、相乗効果が期待できます。
|栄養素
エネルギー:114kcal
たんぱく質:6.3g
脂質:8.2g
炭水化物:4.1g
1人分。文部科学省作成の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」に基づいた栄養成分表です。
今回は、フレッシュな新にんにくの香りを楽しみたくて、味付けは塩だけにしました。
お好みでレモン果汁やパルメザンチーズなどを加えても美味しいですよ。
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