日本の代表的な食品「味噌」。
この料理も味噌田楽を基にしています。
鶏胸の豊富なたんぱく質と合わせて、味噌の様々な素晴らしい効果を期待できる料理です。
味噌は美肌効果やPMS(月経前症候群)改善を期待できるので、女性に積極的に摂って頂きたい食品です。
|材料
鶏胸肉 ... 250g(1枚)
塩 ... 少々
半割にしたにんにく ... 8g(1片)
味噌 ... 10g
田楽味噌 ... 10g
きざんだアーモンド ... 5g
大葉の千切り ... お好みで
|作り方
1. 鶏胸肉に塩少々をし、油ごく少量(分量外)を敷いたフライパンににんにくとともに弱火で9分通り火を通す。鶏胸をオーブンペーパーを敷いたバットや天板に取り出す。にんにくは別にとっておく。
2. ボールに味噌と田楽味噌、1.の鶏胸を焼いた後に残った液体を入れ、混ぜる。
3. 2.の味噌を1.の鶏胸の皮側に万遍なく塗り、きざんだアーモンドを乗せる。
4. 3.の鶏胸を220~230℃に予熱したオーブンに入れ、色よく焼く。
5. 4.の鶏胸に大葉をのせ、お皿ににんにくとともに盛り付ける。
|食材について
味噌
主材料である大豆そのものが栄養豊富な上、発酵によって、アミノ酸やビタミン類が生成されたり、栄養が吸収されやすい状態になるため、さらに栄養価が高まります。
「メラノイジン」は腸のぜん動運動を活発にすることで便通をよくしたり基礎代謝をアップに効果的。
脳内での神経伝達の促進に欠かせない「コリン」が豊富で、頭の回転を良くしたり、集中力、記憶力、判断力アップも期待できます。また、「コリン」は肝臓機能を高めて脂肪を蓄えるのを抑える効果があります。
「サポニン」は腸の働きを整え、脂肪の吸収を抑え、脂肪を効率よく燃焼し、ダイエット効果が期待できます。
「トリプトファン」も豊富。「トリプトファン」は腸から取り込まれたあと、血液の中を循環し、腸や脳などトリプトファン水酸化酵素という酵素をもった細胞によって「セロトニン」が合成されます。この「セロトニン」はストレス対策やうつ対策に非常に重要で、不安や恐怖感が抑えられ、精神が落ち着いたり、痛みが和らいだりします。
「ビタミンE」「コリン」「ダイゼイン」「サポニン」「メラノイジン」などには、細胞の酸化を防ぐ働きがあり、抗酸化力を高め、活性酸除去などの効果があり、アンチエイジング効果や美肌効果が期待できます。
|脳への効果
「コリン」が脳の神経伝達系の働きを高めます。
「トリプトファン」は、脳内物質「セロトニン」の合成を促し、ストレス対策やうつ対策に有効です。
「大豆イソフラボン」は女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをし、「エストロゲン」の過剰分泌や減少をバランスよく調整します。更年期障害やPMS(月経前症候群)改善への効果が期待できます。
|腸への効果
「メラノイジン」は腸のぜん動運動を活発にします。
「サポニン」には整腸作用があり、脂肪吸収抑止・燃焼効果があるので、ダイエット効果も期待できます。
オリゴ糖は大腸菌を抑制し、善玉菌やビフィズス菌を増やすことで、腸内の動きが活発になります。腸内環境が良くなると免疫力が上がるので、アレルギー対策にも有効です。
|筋肉への効果
鶏胸肉のたんぱく質は筋肉生成に必須なのは言うまでもありません。「イミダペプチド」が疲労回復を促すので、トレーニングや運動後の食事に最適。
|栄養素
皮つき
エネルギー:435kcal
たんぱく質:56.4g
脂質:18.5g
炭水化物:3.5g
皮なし
エネルギー:327kcal
たんぱく質:54.4g
脂質:7.9g
炭水化物:3.4g
鶏胸1枚分。文部科学省作成の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」に基づいた栄養成分表です。
「ん?これいつ買ったんだっけ?」
冷蔵庫の中にすっかり忘れていた田楽味噌を見つけたので作ってみました。
田楽味噌の変わりにゆず味噌や木の芽の味噌を使っても良いと思います。
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