柑橘系の透明感のあるフルーティーな香り。甘さだけでなく、上品で引き締まった爽快さを感じさせてくれるアロマオイルがベルガモットです。
ご自宅でのリラックスタイムや、出先でリフレッシュしたい時などに効果を発揮します。
ラベンダーはアロマオイルのスタートになる万能アロマですが、男性の中にはラベンダーの香りが苦手な方もいます。
ベルガモットは男性にとってのラベンダーといっても過言ではありません。
|ベルガモットとは
名前の由来は諸説ありますが、有力なのはイタリアのベルガモ、またはスペインのベルガに因むとする説があります。クリストファー・コロンブスがベルガモットをカナリア諸島で発見してスペイン、イタリアに伝えたとする言い伝えに関連しているそうです。
DNA解析の結果から、ダイダイとマンダリンオレンジの交雑種であると推定されています。
ベルガモットの果実は生食や果汁飲料には使用されません。香料として使用され、紅茶のアールグレイはベルガモットで着香しています。フレッシュな香りの個性を活かして香水にも使用されています。
学名:Citrus bergamia
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主な産地:イタリア(カラブリア州)、コートジボワール(サッサンドラ地方)
主な成分:リモネン、酢酸リナリル、リナロール
|ベルガモットの香り
柑橘系の透明感のある爽やかな香り。やや甘さもありながら、上品さと大人っぽいやや辛口な香りもあります。
この「やや辛口」なニュアンスが、僕を含め、男性が好む理由だと思います。
|ベルガモットの効能
「自然から得られる抗うつ剤」と言われ、ストレスやフラストレーションから心身を開放し、うつ気味の心を前向きにします。
心への効果
イライラを取り除き、リラックスさせ、気持ちをふわっと軽くします。このリラクゼーション効果は、酢酸リナリルやリナロールによる鎮静効果です。
身体への効果
「リモネン」には胃腸の調子を整える働きがあります。食欲不振を改善して、ストレスからくる神経性腸炎を解消してくれます。高い殺菌作用は膀胱炎にも有効です。
肌への効果
にきび、ヘルペス、湿しんなどの症状を抑えます。また、オイリー肌のお手入れにも有効です。
|おすすめの使い方
リラクゼーション
部屋を爽やかで心やすらぐ空間に
アロマディフューザーやアロマランプで部屋に香りを広げましょう。
夜のバスタイム
お風呂のお湯200リットルに対し、塩40gにベルガモットのアロマオイルを5~6滴混ぜたものを入れて入浴します。
アロマスプレー
寝る前に枕や寝具にさっと吹きかけて。
スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、アロマオイル5~6滴を加えて混ぜる。精製水を25ml入れて蓋をしめてよく振ったら完成です。
リフレッシュ・気分転換
アロマを持ち歩く
気分転換したい時は、仕事中や外出先で多く訪れるものですよね。
上記でも触れた、アロマスプレーを用意しておけば便利です。
ティッシュや脱脂綿にベルガモットのアロマオイルを数滴染み込ませて、ジップロックなどで密閉しても良いと思います。必要な時に香りをかいで、リフレッシュしましょう。
※ 周りの人に迷惑にならないように、場所を選んで下さい。
|ベルガモットの注意点
ベルガモットの主成分であるテルペン類は、希釈濃度や使用量によっては皮膚刺激があります。敏感肌の方は注意して下さい。
光毒性の強い成分・ベルガプテンを含むため、肌への使用後は紫外線を避けましょう。
※ 日中に使いたい方は、この成分を除去してある精油を使いましょう。ベルガプテンフリー(BGF)、もしくはフロクマリンフリー(FCF)という記載があるものを選んで下さい。
僕のお気に入りの使い方は、3つ。
職場に着いたら、お手洗いの個室に直行。
ベルガモットのアロマスプレーを肌や服にかけないようにひと吹きし、香りを味わう。
仕事モードへのスイッチにする。
トレーニング前にベルガモットの香りを味わって、運動モードへのスイッチにする。
ベルガモットのバスソルトを作って、お風呂でリラックスする。
といった感じで、リラックスにも、リフレッシュにも使っています。
ベルガモットは男女問わず人気のある香りですが、ぜひ男性に活用して頂きたいです。
ちなみに...
今回の記事のトップ画像は、ベルガモットの香りをイメージして、野菜のソースを作って表現してみました。
少しでもニュアンスが伝われば嬉しいです。
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